キャラクターの特徴を引き出すSDキャラクターの作り方。
こんにちは。UIデザイナーの菅原です。
今回は、ギャングをテーマにしたトランプバトルゲーム「不良遊戯 シャッフル・ザ・カード」(以下、不良遊戯)のスタンプ機能で使っているSD(スーパーデフォルメ)キャラクターの制作工程を紹介します。
不良遊戯は、チームバトルが特徴のゲームです。SDキャラクター画像”スタンプ”はチームチャットで使うことができ、バトル中にチームのコミュニケーションを活性化させるためには欠かせないものになっています。
—HOW TO DRAW
#01.キャラクター性が伝わるように設定書を作成
カードのフレーバーを考慮してそのキャラクターにあったテーマをプランナーさんと考え設定をしていきます。
例えば、ゲーマーでオタクな荒木恵果(下記画像、右端)というキャラクターの場合、キャラクター性がセリフですぐ伝わるように「オワタ」、「働いたら負けかな」というようなセリフを付けています。
そのほかにも、季節感やバトル中にチームチャットで使用しやすいものも考えます。
季節がクリスマスだったら、キャラクターにサンタクロースの服装をきせたり、その季節だからこそ思わず使いたくなるような設定を考えていきます。
#02.複数パターンの中から、キャラクターの特徴が一番引き立つラフを決定
いくつかのパターンをラフの時点で提出して、
キャラクターの特徴が一番引き立ち、かつスタンプとして伝わりやすいものを決めます。
#03.線画はあまり細かくなりすぎないことに注意
線画は、あまり細かくなり過ぎないことと、少し崩してかわいらしさを出すように心がけています。
#04.「このスタンプほしい!」と思ってもらえる彩色
スタンプは基本的に、ぱっと見で「このスタンプほしい!」とユーザーの方に思っていただけるように彩色を進めます。
彩色は、基本的にはカード画像の色のままにしていますが、漫画調のスタンプの時はあえて単色で塗っています。目の中の塗りも基本的にカードにあわせています。
この6つのスタンプの中では「オワタ」が一番ユーザーの方の反応が良かったです。
不良遊戯のSDキャラクターの制作工程でした。
制作:株式会社グリフォン