学生の僕がプロトスプリントリーグで優勝して得たもの

先日、サイバーエージェントが主催しているエンジニア向けインターンシップCA Tech Challenge「プロトスプリントリーグ」に参加しました。この記事では、そこで実際に経験したことや学んだことについて書いていきたいと思います!

まずは簡単に自己紹介!

はじめまして、2022卒エンジニア職内定者のレオです。これまで、メンターとして中高生にUnityを教えたり、個人でもUnityを使ってゲーム開発をしたり、様々な経験をしてきました。今回記事に書かせていただいている「プロトスプリントリーグ」ですが、実は参加は2回目で、約1年半ぶりの参加でした。初めて参加した時は、何もできず悔しい思いをしたので、今回は結果を残そうとリベンジに燃えていました!

そもそも「プロトスプリントリーグ」とは?

「プロトスプリントリーグ」とは、3日間でお題に沿ったゲームをチームで開発しながら、ゲームとしての総合的な完成度の高さを競う、ハッカソン形式のインターンシップです。チームの構成は、Unityクライアントエンジニア4名とサーバーサイドエンジニア1名になっており、バックエンドとの繋ぎ込みの経験ができることが、このインターンの大きな特徴かと思います!
※なお、2021年開催の「プロトスプリントリーグ」はクライアントエンジニアのみのチーム構成となる予定とのことです。

前回参加した時はオフラインで開催でしたが、今回はオンラインでの開催となりました。

キックオフまでの準備!

「プロトスプリントリーグ」では、キックオフの1週間前にお題の発表がされ、事前にオンラインで顔合わせと打ち合わせを行いました。私のチームは東京、大阪から北海道に至るまで全国から集まっていました。そして、今回のお題は「シューティングゲーム」もしくは「パズルゲーム」。お題に沿って、みんなでブレストしながら、どんなゲームにするか企画を考え、私たちのチームはシューティングゲームをつくることに決めました。また、バックエンドとの繋ぎ込みを体験するサンプルプロジェクトも配布されていたので、事前に技術面での準備をすることもできました。

いよいよキックオフ。 1日目でやったこと。

最初に各チームを担当してくださるメンターさんたちの紹介がありました。サイバーエージェントで活躍しているエンジニアの方々で、とても心強かったです。そして、いよいよ開発がスタート。Zoomを使って、頻繁にコミュニケーションをとりながら、まずは基本システムをつくっていきました。事前に、ミーティングである程度の役割分担を決められていたので、かなりスムーズにスタートすることができたと思います。途中で担当メンターさんと10分ほど個人面談する時間があったのですが、その時間で、なんでも相談できたのですごく助かりました。技術面で困った時の質問はもちろん、「サイバーエージェントのエンジニアの方は、普段どんな働き方をしていますか?」など会社のことについても聞くことができました。

続いて2日目!

2日目は、中間発表がありました。ゲームの企画や現状の進捗をそれぞれのチームが発表していきます。面白い企画をつくってるチームや、かなり開発が進んでいるチームなど、皆さんの発表から良い刺激をもらって、さらに気合が入りました。その後は、ひたすらに開発…。

2日目の終わりまでに、ある程度「ゲームが遊べる状態」にまで持っていきたかったので、こまめにタスクの優先順位や役割分担を見直しながら進めていきました。メンターさんとの個人面談でも、開発の進め方や最終的な落としどころの見極めについてのアドバイスを頂き、的確なアドバイスとフィードバックがもらえたので、とても勉強になりました。最終的にはゲームの基本システムは出来上がり、サーバーとの繋ぎ込み(ユーザー登録とオンラインランキングの実装)まで行うことができました!

そして最終日!

最終発表会があるので、それに向けて追い込むように開発をしました。コードフリーズする時間が定められているため、優先順位の見極めが、より一層重要になってきます。バグを修正し、動作の保証ができることを最優先にしつつ、ゲームとしての面白さも追求できるように進めました。締め切りギリギリの緊張感といった、自分の限界を超えて120%の力が引き出される感覚は、まさにハッカソンならではという感じでとても楽しかったです!そしてゲームのビルドとデプロイを終え、無事に開発終了。必要なコードを書ききることができました。

ドキドキの最終発表会。

コードフリーズ後は、最終発表会に向けた資料の作成とプレゼン練習をしました。最終発表では、自分たちがつくったゲームのことについて、こだわったポイントなどを精一杯アピールしました。たくさんのメンターの方々が見ている中での発表は緊張しました…。発表後はメンターの皆さんからフィードバックをもらう時間があり、良かった点や、ブラッシュアップできそうなポイントについてアドバイスを頂き、すごく貴重な時間になりました。

ついに表彰式!

それぞれのチームが制作したゲームを遊びながら、最終審査の終了を待ちます。実際にプレイしてみて、どのチームも面白いゲームつくっていたので、とても面白かったです。楽しみながら、みんながつくったゲームに触れ、気がつくと結果発表の時間になりました。3位から、2位と順にチームが発表されて、いよいよ1位の発表…結果発表の画面を見ると、私たちのチーム名が映し出されていました。優勝でした!コメントする時間があったのですが、驚きと喜びで何も喋れなかったことを今でも覚えています。チームで優勝の喜びを分かち合った後、サイバーエージェントのゲーム・エンターテイメント事業部(SGE)の説明会やエンジニア社員の方によるLT会、懇親会が行われました。

LT会では、若手エンジニアの方から「入社1年目での経験」の話を、ベテランエンジニアの方から「仕事において大切にしてるマインド」の話を聞くことができ、サイバーエージェントにはコミュニケーションやチームワークを大切にする文化があり、若いうちから大きく成長できる環境があるということを知ることができました。

「プロトスプリントリーグ」で優勝して得たもの

私が「プロトスプリントリーグ」に参加して得たものが5つあるので、それについて話していきたいと思います。

1. チーム開発の経験を通して、チームワークにおける学びを得た!

初対面同士でも認識のズレが起きないように頻繁にコミュニケーションをとることを意識したり、チーム全体を見ながら「どうすれば自分はこのチームに大きく貢献できるか?」ということを考えながら立ち回ったりと、色々なことを考えて3日間を過ごすことができました。GitHubの扱いといった具体的な技術の学びはもちろん、チーム内でのコミュニケーションや立ち回りの経験ができたことも、良いチームワークを成立させる上でのたくさんの学びを得られました。

2. ゲームをつくりきる経験を通して、技術力が大きく伸びた!

発表会という締め切りに向けて3日間という物凄いスピード感で開発を進める中で、どうすれば面白くなるかを試行錯誤したり、ゲームの細部にまでこだわったり、優先度を考えタスクの取捨選択しながら最終的に一つのゲームをつくりきるという経験は、ハッカソンならではだと感じました。そのプロセスは本当に大変で、そこまで大きな負荷がかかる環境は、他になかなかないと思います。だからこそ、自分の技術力が大幅に引き上げられたと感じます。

3. 自分の長所短所を知り、次につながるモチベーションを得た!

インターンでは全国からいろんな学生の方が集まってきます。同世代の方々との出会いが、技術力において大きな刺激になったり、時には、高い壁、世界の広さを感じたりしました。でも、そんな方々とのチーム開発や競争を通して、感じた悔しい思いやできなかったこと、足りなかった部分は、次なる成長への強いバネになっていきます!初めて「プロトスプリントリーグ」に参加した時の経験が自分の成長を加速させてくれたんだと、今回の結果を受けて強く感じましたし、加えて、自分にできたことや得意なこと、好きだと思えることにも気づけました。そういった自分の強みを認識した時、それが活かせるような将来のビジョンが見えてきます。

4. サイバーエージェントについての理解度が上がった!

毎日の個人面談や発表会でのフィードバック、企業説明会やLT会などを通して、サイバーエージェントのことや、そこで働くエンジニアの雰囲気を知ることができました。今回はオンライン開催でしたが、メンターの方と一対一で話せる機会が用意されていたり、zoomチャットやSlackで気軽に相談できたりなど、オンラインでもちゃんと会社のことを知ることができるんだと感じました。

5. 同世代とのつながりを得た!

一緒に喜びを分かち合ったチームメンバーとは今でも交流があり、一緒に開発をしたり、就職活動の話やたわいもない雑談までできるほど仲良くなれました。互いに刺激し合い、切磋琢磨し合えるような最高のつながりをつくることができたのは、これからの自分の人生において間違いなく大きな財産になると思っています。

最後に

「プロトスプリントリーグ」は本当に貴重な経験ができるインターンシップだと思います。「自分には何もできなかったらどうしよう…」という不安を感じる方も多いと思いますが、失敗や挫折も含めて全てが自分にとってプラスの経験として返ってきます。ぜひ勇気を出してチャレンジしてみてください!

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

▼2021年の夏も開催予定です。応募締め切りは、2021年7月11日(日)23:59までです!
3days ゲームクライアント向け 開発型インターンシップ ONLINE

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