短期間でイラストレーターの仕事が体験できるオンライン「イラストレーターインターンシップ」とは?

ゲーム・エンターテイメント事業部(SGE)では、クリエイターを目指す学生に向けて、様々な実践型のインターンシップを実施しています。今回は開催されているインターンシップの中から、オンラインでイラストの仕事が体験できる「イラストレーターインターンシップ」についてご紹介いたします!

イラストレーター向けのオンラインインターンシップとは?

イラストレーターを目指す学生の方に、制作現場を体験してもらい、実際に働くイメージを膨らませてもらいたいという思いから開催に至った「イラストレーターオンラインインターンシップ」。5〜10日間という短期間で、実際にゲームクリエイターが携わるイラスト制作などの仕事を体験することができます。

▼スケジュール イメージ(5日間の場合)

1日目:オリエンテーション

2日目:制作開始

3日目:中間発表

4日目:ブラッシュアップ

5日目:最終発表

参加者は初日に課題が出され、3〜4日間かけてイラストを完成させていきます。一例にはなりますが、トレスしないで既存のイラストを模写することや、ポーズから制作に入り既存のキャラクターのイラストを完成させるなど、実践的なスキルが身につく課題にチャレンジしていただきます。

インターンシッププログラムの一部をご紹介!

今回は、実際に学生の方が参加された時の内容について紹介いたします。

まず、出された課題がこちら。

▼概要

課題:ルールを守って、既存のイラストを模写してください。

ルール:

1.形を取る際に、既存イラストをトレスせず、イラストを横に置いて目視で確認し、見比べて書いてください。

2.影の形を描く際も同様に、トレスをしないでください。

3.色はスポイトしても問題ないです。

4.レイヤー効果などは既存イラストに近づくようであれば、何を使っても大丈夫です。

5.レイヤー構成は自由です。

6.動きや状況がわからない場合は、元絵を参考にしてください。

ポイント:レイヤー構成が不明な状況でどこまで本物そっくりに描けるか。またクオリティをどこまで出すことができるか。

インターンシップの経験として、画力のアップやイラストを完成させることだけではなく、絵づくりにおいて「どうすれば欲しいと思ってもらえるイラストのクオリティを生み出せるのか」といった、ビジネス的な視点も意識しながら制作に携わってもらいたいという思いから、少し細かくルールやポイントを設定しています。

オリエンテーション後は、早速イラスト制作を開始していただきます。毎日トレーナーが制作過程を確認し、キャラクターの構図の描き方から、背景に描かれた小物の色使いや質感まで、ブラッシュアップできそうなポイントを伝えたり、相談にのったりします。また、実際の現場では限られた時間の中で、どれだけクオリティを上げられるのかが肝になってくるため、制作の作業ペースなども含めて仕上げまでの全体的なチェックをしていきます。煮詰まったときのおすすめ気分転換のアドバイスもありました。

▼課題「既存のイラストを模写」の制作過程

(1日目フィードバック)
初日は、担当トレーナーから「顔のアオリ感が既存イラストに比べて弱い印象」といった指摘や、「キャラクターの性格が伝わるような表現にすると、より構図的にも意図が伝わって良くなってくる」などのアドバイスがされ、それから、3日目の中間発表へ向けて調整されていきました。

(3日目フィードバック)
中間発表後は、「耳たぶが、少し角張っている印象で、人の肌の柔らかい表現の中に緊張感が生まれてしまっているので、そういった部分も、意識してもらえると嬉しい」といったアドバイスや、「明暗の入れ方に関しても直線的になりすぎないよう立体を意識して影の細かいぼかしやシルエットもひろってもらうと、もっと良くなる」など、質感や色使いなどを中心に振り返りがされていました。

こういったブラッシュアップを重ね、最終日に発表されたイラストは、エフェクトなどの効果も加わって、既存イラストさながらのクオリティで完成しました。見守っていたトレーナーも短期間でここまで仕上げられたことに驚いていました。

今まで参加した学生の方からは、「人物以外の衣装や小物なども、イラストを豪華に見せられる要素になるので、集中してしっかり描くことの大切さを実感した」、「『ただ模写すること』と『元絵から特徴を飲み込んで表現することの違いが学べてよかった』」、「各セクションと調整して制作進行をしているアートディレクターのトレーナーから、アイデアを言語化してメンバーに伝えるためのコツを教えてもらい、画力はもちろん、そういったコミュニケーションスキルも学べる機会になった」などの感想を頂きました。

このような研修内容で、随時開催されている「イラストレーターインターンシップ」ですが、今後も学生の皆様が参加したくなるような内容にブラッシュアップして、引き続き開催していく予定です。

インターンシップに携わるアートディレクターやクリエイターをご紹介!

最後に、トレーナーとして参加している社員を紹介します!

池田 碧(Ikeda Midori)

東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。2012年、大学4年生の時に、アルバイトでサイバーエージェントに入社。2013年の卒業とともにサイバーエージェントへ新卒入社。「ガールフレンド(仮)」「夢王国と眠れる100人の王子様」のイラスト制作に携わる。現在は株式会社ジークレストにて新規タイトルのイラストを担当。

多田 烈(Tada Isao)

広告、メディア制作会社を経て、2011年、サイバーエージェントに中途入社。

数々のモバイル、スマートフォンゲームのクリエイティブのディレクションを行い、美少女~ファンタジーまで幅広いジャンルのイラスト制作に携わる。現在はQualiArtsにて運用タイトルのアートディレクションを担当。

ほかにも、課題に合わせて様々な現場で制作に携わっている社員が参加しています。

インターンシップに興味を持った方は、こちらからご応募ください!

サイバーエージェント ゲーム・エンターテイメント事業部(SGE)では、「イラストレーターインターンシップ」の参加者を募集中!

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