エンジニアが組織課題に向き合う 「CROSS THE BORDER会議」で決議された案とは?

現在10社以上の子会社が所属している、ゲーム・エンターテイメント事業部(SGE)では、300名以上のエンジニアが、多岐にわたる開発を行っています。

様々な開発を行っているからこそ出てくる固有な組織課題。それに対して、子会社を超えて組織全体で解決し、さらにエンジニア組織を強めていこうとスタートしたのが「CROSS THE BORDER会議」です。

今回は、「CROSS THE BORDER会議」と提案された施策について紹介します。

「CROSS THE BORDER会議」について

チームリーダーがドラフト会議で参加社員を指名。選ばれた社員は各チームに分かれ、1チーム2案ずつ、それぞれが感じる組織課題と、その解決案を事前に用意して当日発表します。発表された内容は審査員のゲーム事業部取締役 浮田とQualiArts取締役 山田に得点がつけられ、ボーダーラインを超えた得点案に関しては、決議案として翌日から実行に向けて動き出します。

今回は6チーム、30人のエンジニアが参加しました。

全12案中決議された5案とは?

1.SGEコア技術本部
重要基盤の開発、R&D、QAの自動化・効率化などを目的としたコア技術横断チームの立ち上げ。

2.UI Frontier
アウトゲームカテゴリに関するベストプラクティスの議論、実装、普及を行うチームを発足。各社のノウハウをSGE組織内に貯めていく。

3.SGE PIECE
定期的にSGEの技術や人についてまとめた記事を事業部内Qiitaに掲載。
誰がどんな技術を持っているのか、各社内製のライブラリ、多様なエンジニアキャリアなどを社内に向けて発信。

4.SGE TA BootCamp
TA(テクニカルアーティスト)志望エンジニアやデザイナーに向けたMayaのツール開発講座を開設。3D制作を効率化出来る人材を増やす。

5.Director of Development Team
開発全体のQCDを改善するために発足。
短期的には開発ディレクターの情報共有と課題解決に注力し、中長期的には育成力と採用力の強化を目指す。


このほかにも職種を跨いだ技術施策なども決議され、提案された12案のうち、半数以上が決議される結果となりました。チームによって発表内容も様々で、発表者も、それを聞くエンジニアの方々や審査員も真剣な眼差しでプレゼンに聞き入っていた「CROSS THE BORDER会議」。今後決議された案が、実行され組織がどう変わっていくのか楽しみです。

SGEでは、「CROSS THE BORDER会議」のほかにも、月に一回のペースでエンジニア共有会を実施したり、各子会社の技術戦略を発表する会議の開催など、エンジニア同士のつながり強化やノウハウ共有を目的とした活動をしています。

今後も職種に関わらず「自分たちの組織は自分たちでつくる」という考えをを大切に、様々な施策を定期的に行なっていきます。
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